きしたまの赤裸々ラララ

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甲賀忍法帖

いきなりだけど書評
しかも漫画じゃなくて小説
てなわけで甲賀忍法帖です




山田風太郎の忍法帖シリーズの第1作である本作は1958年に書かれたとは思えない未だに色褪せない超傑作です


映画では見てないんですが、最近TVで放映された忍
漫画ではバジリスクが有名ですね


ストーリーはバジリスクを読んだ人、かく言う俺もそうなんですが、とにかくそういう人にとっては新鮮味が無いと言えば無いかもしれません
できるなら漫画を読む前に原作を読みたい作品です


とは言え甲賀と伊賀の超常の忍術使い10人ずつによる戦いは熱いです
半世紀近くも昔に今で言う能力者バトルを成立させている風太郎先生の筆力には唸らされます


文体も基本的には時代小説らしい重厚さが漂うものなのですが、普通に現代で使われるメートルなんていう所謂カタカナ語も時たま使われたりもして、その使い分けが絶妙です
力強さを強調するときや情景なんかは難しい熟語を使い、いざ戦いや能力の発揮する場面となるとその凄まじさを描くためにカタカナ語を使いスピード感を出す、と言った感じです


またひとりひとり異なる当時からすれば奇抜すぎる能力がすごいです
一応の主人公である弦之介の敵意を自身に跳ね返す魔眼を初めとし、相手に絡みつき血を吸う能力、空気を吸い込み鎌イタチを発生させ攻撃する能力、興奮が高ぶれば死の吐息を自然にこぼす能力などなど様々なものが出てきて、極めつけには不死の忍術であるとか自然と全ての忍術を無効化してしまう能力など強すぎる能力まであります
まぁキャラクターによってはかなりショボいと言うか使い方を誤れば弱点にもなってしまうものなどもありますが、これが個性付けになっています


そして、この作品にとにかく付きまとうのがキャラクターの死、死、死
ある敵に対しては圧勝していた忍者が次の敵には信じられないくらいあっさりとやられてしまったりして、まるでジャンケンのような相性なども面白いです
敵も味方もバンバン死んでいくので、息もつかせない展開が連続し、400ページ弱を一気に読み切ってしまうこと請け合いです



と、まあ、とにかく面白いので具体的内容はほとんど書かずに紹介してきましたが、能力者バトル、チーム戦、どんでん返しの連続、キャラクター同士の色恋等々、現代の漫画やラノベのバトル物の下地が明らかに含まれている本作です
オタクとして一度は読まれてみては如何でしょうか?
温故知新と言うわけではないですが、時代小説風のラノベとして読んでも十分新たな発見があると思います


もちろん漫画のバジリスクもおすすめします
活字が苦手な方はこちらからでも…

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コメント


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お(笑)
ブログ復活しとる。
こんど貸してくれや。

モルッフ | URL | 2007年01月27日(Sat)19:11 [EDIT]


 
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